学校では体験できないたくさんのことを学んだ芸術劇場に感謝!
まず、今回、この事業を企画・運営してくれた文化庁の皆様に感謝いたします。ミュージカル「ノートルダム物語」を鑑賞後、各クラスで生徒一人一人が感想を書きました。担当者が回収し、その日のうちに持ってきてくれて、全校生徒の感想文を読ませていただきました。すると、ミュージカルを間近で見た生き生きとした感想が書かれていました。「目の前でのミュージカルの迫力に圧倒されました」「セリフの合間に、歌と踊りがちりばめられていてその世界に魅了されました」「初めてミュージカルを見ましたがその素晴らしさに引き込まれ、また、見たくなりました」等熱い声が述べられていました。こうした心豊かな体験は人から説明を聞いたり、話を聞いたりしただけではわかりません。子ども達は自らの目と耳を使って五感で体感してその迫力と素晴らしさを味わうことができました。このミュージカルを見て、子ども達の感性が磨かれたものだと感じます。「学校はドラマがあるから面白い」「学校は生徒に夢と希望を与えるところ」と常日頃から考えています。まさに、この芸術文化体験事業はそのものだったと思います。生徒一人一人の感想文を読むとその洞察力に驚きと同時に感心させられました。「このノートルダム物語には、その当時に社会が抱えている問題が提起されています。人種問題、容姿等障害の問題、人権について描かれており、人として今後どう生きていかなけらばならないかを考えさせられました」 また、こんな感想を書いてくれた生徒もいました。「役者さんの演技に圧倒されました。同時に南河原中の体育館がほんの数時間で劇場に変わる他、衣装や照明、音響を担当する人がいてこの劇が生かされているんだなと思いました」と華やかなステージを支える裏方の存在を感じた生徒がいることを発見できて驚きと共に感心させられました。当日、舞台に立った生徒、客席から「勇気!自信!」を歌って盛り上げた生徒。学校はその時々に、表で活躍する生徒、裏で支える生徒がいます。そんな生徒一人一人の取組にお互いが感謝する。そんな「チーム南河原中」を今後も目指し進んでいきたいと思います。たくさんのことを学ばせてもらった芸術文化鑑賞事業、それを企画運営いただいた文化庁、見事なパフォーマンスで表現していただいた劇団「ショーマンシップ」の皆様に感謝とお礼を申し上げます。追伸:一期一会、この日、この時、わずか数時間指導していただいただけなのにこのふれあいは貴重な体験です。出会いに感謝!